編入は偏差値とは無縁の土俵

編入学試験制度をご存知ない保護者様からよく頂く質問にこういうものがあります。

 

「◯◯大学の医学部の編入は、偏差値的にどれくらいでしょうか?」

「この子は、高校生の時、国立医学部は絶対に無理だったので、私立に絞ったのですが、それも駄目だったので薬学部に来ました。だから気になってまして・・・」というものです。

 

端的にお答えして、一切関係がありません。

全く別の尺度から判定されるものです。

 

編入試験の尺度は次の通りです。

 

1:筆答試験の成績

2:志望理由書の内容

3:志望理由と面接時の質疑応答に齟齬がないこと

4:動機が明確で、将来展望が明瞭であること

5:将来展望に独自性があり、将来性を見込める

 

顔も見ないまま点数のみで判定する一般入試とは異なり、本人の意欲と資質を買われた受験生が勝つようになっています。

 

筆答試験の内容は薬学生にとっては恰好の相手であり、薬学基礎教育で慣れ親しんできたものを少し強化し付け足せば完成するものとなっています。私立文系出身者でも合格する人がいるほどですので、薬学生には難なくこなせる分野だと言えます。