高度専門職 その1

〜医師免許に匹敵する新時代の専門職〜

「医薬品知財専門弁理士」は薬学生のために用意された新しい活躍の場だ!

薬剤師資格を取る人にも、取らない人にも平等に道は開かれている!!


知的所有権(知的財産権)の分野で弁理士としてエキスパートになる

 

弁理士という仕事はあまりなじみがないかもしれませんが、一度資格を取ると進路の選択肢は多く、例えば特許事務所で働く、大手企業の知的財産部に所属する、といったほかに弁理士専門事務所を開業するという選択肢もあります。

 

それでは、実際に薬学部を卒業された方が弁理士になり、

専門性を生かした医薬品専門弁理士として大きく活躍するにはどうすればいいのか?

 

薬学部を卒業し→工業所有権に関する大学院へ進む(この間弁理士試験に挑戦する)→工業所有権に関する論文を纏め大学院を修了する、または後期課程に進み研究を継続する。(この間も弁理士試験に挑戦する。)

 

大学院在学中または修了後

→弁理士試験に合格した場合→医薬品専門弁理士として大きく活動ができる。

 

→弁理士試験に不合格の場合1(この場合でも工業所有権に関する専門職大学院出身ということで就職が有利に運びます)

→大手特許事務所や製薬会社知財部に事務職として就職し、弁理士合格を目指す。

→合格した場合→医薬品専門弁理士として大きく活躍できる。

 

重要! 短答式試験免除 + 論文式試験の選択科目免除 = ダブル免除 = 薬学生有利説

1:工業所有権に関する専門職大学院修了ということで弁理士短答式試験免除が適用される。

さらにここで知っておいていただきたい重要なことは、

2:薬剤師資格を取得されている場合論文式試験の選択科目(平成28年度より基礎的な分野に集約されることとなりました。)はすでに免除される資格を有しているというものです。

3:薬剤師資格を取得していない4年制(薬科学科)卒業生でも、その後、専門職大学院を論文審査を合格し卒業していれば同様に免除されることとなりました。

 

すなわち、若干の残された科目(短答式より「著作権法」「不正競争防止法」)と(論文式より必須科目「工業所有権」)のみを受験すればあとは口述試験に進むことができ非常に容易に難関とされる弁理士が取得できます。

これは、薬学生にとっては単調で機械的な作業員や販売員のごとき薬剤師生活を抜け出し、弁護士や公認会計士に匹敵する知的高度専門職として出発できる緒であり、これにより医師や歯科医師に並ぶ社会的地位と収入を得ることが可能となるのです。私たち薬学進路研究班は今の時代、この進路選択を推奨し、多くの薬学生たちをこの新しい制度に進路を向かせるよう支援しています。

 

 

現在の薬学界=知的財産権の中心的世界

新領域のため、専門家の不足が著しい

 

薬学の世界=製造特許・製法特許の戦い

薬剤師ではない化学系出身の弁理士が多く存在するが彼らは薬学部出身ではない。

 

このように、知的所有権保護の機運が高まっている現在だからこそ、

薬学出身者だからこそ、弁理士となり、医薬品開発の特許部門でフロントランナーになってほしいものです。

 

そのための近道と具体的な進路設計について私たちは提案を続けています。

 

 

 

詳しくは薬学進路研究班まで お問合せください。