国立薬学研究科から厚生労働省への道も


薬剤師の将来は決して薬の調剤だけに限られるものではありません。

現在、大学に専門職の養成を目指す大学院研究科が増えつつあることは別の項でお伝えしましたが、大学院では厚生労働省(国家公務員)に勤める薬剤師も輩出しています。

 

これは薬剤の許認可や治験(臨床試験)の倫理基準の策定に関わる仕事を行う職業ですが、輸入医薬品の増大、急速な医療の進歩が続く中、薬剤の世界の秩序維持を担うこの職業の社会的使命はさらに大きくなっていくと思われます。


薬剤行政を担う職業を目指される方には、一般的な薬剤師以上の高い知識が求められるだけに、大学院で専門性を深めて置くことが肝要です。