知的所有権(知的財産権)の分野で医薬品開発の専門家として専門職大学院の教員になる
薬学部を卒業し薬剤師免許を取得後、薬学系大学院に進学するのではなく、知的財産権について研究する専門職大学院に進み、論文の業績を積み上げ、その分野で大学院の教員職を得るという道があります。
もし、弁理士にならなくとも知財研究者として専門家になれる
大学院の研究成果をもとに大学に残り論文で勝負し専任職を得る
(この領域は人材不足のため専任になるための競争が他の領域と比べて厳しくはない。)
現在の薬学界=知的財産権の中心的世界
!新領域のため、専門家が確保されていない現状
医薬品の世界=製造特許・製法特許の知財研究の世界
経営学・工学の教員が多く存在する(彼らは薬学部出身ではない)
(一部の大学院では医学出身の教員も存在しますが、実際のところ医薬品分野知財に関しては素人も同然です。現在新設ブームの最中ですので、医薬品分野の専門家を確保したいが、講座を担当できる教員が少ないといった現状があります。)
このように、医薬品をめぐる知的所有権保護の機運が高まっている現在だからこそ、
薬学出身者が、医薬品分野の専門家として知財領域で活躍できるチャンスが生まれている。
ここに、大きな進路選択の可能性が隠れているのです。
薬学部の先生たちはこのような新しい視点からの進路選択を提案してはくれません。(大学の専任職を得るには、現状ではこの分野は2015年現在では、早く向かった者が勝つといった状況にあるといえるでしょう。)